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作詞/おーつきモヨ子 作曲/はやぶさユウイチロウ


 ボーナストラックのトリ2は1989年5月27日、汐留PITにて開催された「第4回日本フォークジャンボリー」出演時のもの。出演メンバーはBLACK KUSH、無礼男の音楽隊、KYOZO&BUN、空手バカボン、友川かずき、大江慎也(ザ・ルースターズ)、シバ、アンジー、加川良、TEARDROPS、高田渡(合掌)、有頂天、南正人&RIVER、遠藤賢司バンド、ラフィン・ノーズとなっている。有頂天が出ていることから、空手バカボン単発の話ではなく、まあ有頂天の序でに大槻と内田をゲストに呼んで・・ということだろうか。この時期の大槻と内田は、筋肉少女帯のメジャー3rd『猫のテブクロ』発売を7月に控えており、有頂天のほうは『G∧N』を前年に発売して再度インディーズに潜り込んでいた頃。

 ちなみにこの5ヶ月後にはナゴムが閉社している。

 実はこのライブ、『第4回全日本フォークジャンボリー 1989年5月7日ライブ!!』と題して東芝EMIから2枚組のオムニバスアルバムとして出ていたのだが、とうに廃盤の上、空バカは未収録の模様。当然といえば当然である。「おおもうけバカボン」はギターの伴奏のみというアレンジで辛うじてフォークジャンボリーの名に準じているものの、次の 「パヤパヤ」はバックトラックがもろにスタジオヴァージョンなので、ちっともフォークではない。出演メンバーを見るとフォークではない純然たるバンドも少なくないので、そのへんは別にどうでもいいようだ。能天気な歓声を上げているのは有頂天目当ての客か。大槻の歌声がナゴム時代に比して旨くなっているため、空手バカボン度は幾分薄れている。また曲終盤になると、大槻による長い語りが挿入される。

 『空手バカボン ナゴムコレクション』CDケースの台紙裏面に内田所有のカセットテープの写真が掲載されており、その一番上、見切れスレスレのところに「フォークジャンボリー '89.5.7?」と書かれたTDKのテープケースが見える。恐らくこのテープがマスター音源。


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