「バカボンと戦慄」 トップバカボンの頭脳改革>バカボンと戦慄

作詞/大槻KENZI 作曲/空手バカボン



大槻曰く

Staressのつづりって合ってますかね?


ベストCDでは一曲目にクレジット。元ネタのキング・クリムゾン「starless(アルバム「red」に収録。 10分以上の大曲)」を1分に凝縮し且つ勝手に自作の歌詞を乗せている。
タイトルの「バカボンと戦慄」はこれもクリムゾンの5thアルバムの邦題「太陽と戦慄」のパクリ。 おまけに副題までもがクリムゾンの6thアルバムのタイトル曲「starless & bibleblack」から頂戴している。
高校の頃、高円寺の貸しレコード屋で頭脳警察やクリムゾンを借りていた大槻と内田のエピソードが 窺われる。ついでに曲名まで借りていたという次第。
にしては、CD化に際しても単語表記のミスが修正されていなかった。自己解剖によると、大槻自身正しいのか否か判断に迷っている模様。 こんな些事はどうでもいいのか。

(2014年3月26日追記)
本日より配信開始となったナゴムレコードのカタログ音源第1弾『バカボンの頭脳改革(Remastering)』には、やはりこの曲(とPart II及びテクノライディーン)は含まれていなかった……まあ当たり前か。


以下、シンコー・ミュージック・ムック「FLASHBACK SERIES プログレッシヴ・ロック」誌上での内田雄一郎×三柴理対談「プログレ通のためのちょっと変わったプログレ作品の味わい方のススメ」における空バカ言及箇所を抜粋したもの。

――今日は、こういった異なるジャンルでプログレをカヴァーしたものを聴いていただいたわけですが、こういうものを気にして聴かれたりしますか?

内田「いや、あんまりないですね」

三柴「僕は同じジャンルの人がトリビュートしているのは聴かないんですけど、別のジャンルの人がやってるっていうのは嬉しくなって買いますね。わざわざ探しますよ。内田自身は空手バカボンの時代から<スターレス>とか、自分でカヴァーしてたんでね」

内田「カヴァーっていうか、ただ歌ってるだけ(笑)。<バカボンと戦慄>っていう、ひどいのも ありましたね」



このほかにも、大槻から借りたELPの『タルカス』が内田のプログレ初体験だったという話や、三柴が初めてケラに会ったとき、家に連れて行かれてディーヴォのビデオをずうっと観させられたのが辛かった話などが載っているが、本稿の主旨とは離れているので割愛する。

なお、同書に掲載されている大槻ケンヂインタビュー「大槻ケンヂが語るプログレ御三家愛」も、木魚のメンバーがトニー・レヴィンにサインを求めたというナゴム時代の逸話やグレッグ・レイク論(「冗談画報」出演時のヨーデルコントでは「エピタフ」のサビを熱唱していた)なんかが飛び出したりして結構興味深い内容だったりする。


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